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生存記録。 サイトの更新とか日々思う事とか。 稀に絵とか文とか書き殴ってる。

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こよみ
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ぷろふぃーる
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サービス業
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ゲーム・読書・惰眠
き。
こめんと
[12/06 深玲]
[12/03 Mっち]
[12/03 深玲]


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久しぶりに更新して思った事。
……私の書くCPは悉くなかなかくっ付かない←
甘さを求めると蕁麻疹が出るので仕方ないw
読むのは好きなんだけどなぁ…。

ぽちぽち拍手ありがとうございますv


びっ太へ>
感想&誤字報告ありがとうございますv直したvついでに加筆修正もしたw←お約束だよねw
そして…続きはねぇよ←
蕁麻疹が出るじゃないかwww

…と、それだと会った時に怒られそうな気がするので下に今回更新した話の前?の前?辺りの話になる予定の小説の一部を抜粋して書いておきましたv

以下、途中までしか書いていない(酷い)小説ですv








雲が月を隠し、本来であれば誰もが寝静まっているであろう深夜。
いつもの如く酒場で軽く一杯だけ引っ掛け皆が泊まっている宿に戻ったレイヴンは、水でも飲もうかと食堂へと足を運び――





「……………………今、なんて言ったの、リタっち?」


そこで、かつて無い混乱に見舞われる事になった。
ああ、きっと知らない内に自分は幻聴が聴こえるという状態異常のスキルを使われていたのだろう。
そんな状態異常は聞いた事が無いがとりあえずパナシーアボトル2、3本一気飲み……いや、いっそパナシーアボトル100%の風呂に浸かる位しなくちゃ駄目かもしれない。
もしくは酒が過ぎたか?とも思ったが、今日はたった1杯……それも凄く軽い酒を引っ掛けてきただけだ。この程度ではさすがに酔っ払う事はない。けれど今、この時に限って言えば寧ろ酔っ払っていたかった。
そうであれば酒のせいにしてこの場を笑い飛ばしてしまえる。または深酒による幻聴と割り切る事も出来た筈だ。なのに何故、今日に限ってガッツリ酔わずに帰ってきてしまったのだろうか。もう次の日の頭痛や吐き気と親友状態になっても構わないから今すぐ酔いたい。
いや、待てよ。そもそも酒を引っ掛けにいかなければ今、この時、この場所に居る事もなかったのだ。じゃあ酔う必要は無いから時間が戻ればいいんじゃねぇの?
うん、それがいい時間よ戻れ、お代は見てのお帰り……って、これ時間が戻るんじゃなくて時間が止まる魔術だ駄目だった。
ストップフロウに時間が巻き戻る効果が付属する術式でも考えてみるかね……今からじゃ間に合わない却下だ。――と、明らかにおかしい思考で現実逃避をする程に混乱していた。
ああ、でも……とここで一つ、可能性を閃いた。レイヴンが状態異常という訳ではなく、目の前にいるリタが混乱の状態異常真っ最中という可能性もある。
寧ろそうだ、そうに違いない。
そうでなくては――



「だからっ!オッサンはアタシの身体なんて目当てじゃないって言ったのよっ!」


今のリタの台詞に説明がつかないじゃないか。
自分達の関係性は記憶が確かならば、共に旅をしている仲間だ。それ以上でもそれ以下でもない。
それなのに何故、そんな爛れた男女関係の縺れが引き起こす様な台詞が出てくるのか……因みにレイヴンにはその様な台詞を言われる様な事をした覚えが全くなかった。
だが前提としてそもそも身体が目当て……なのではなく、真逆の目当て『じゃない』と言っているのだから――



「……えーっと……それって良い事じゃない……?」


身体が目当て――と言うベタ極まりない、寧ろ新鮮さすら感じられる台詞であれば、仲間という関係的にも20歳という年齢差的にも大問題に発展するだろうが、そうじゃないのなら寧ろ良い事だろう。
そうだよね、良い事じゃないの。何で突然そんな事を言い出したのかはサッパリ解らないけど……天才少女の思考回路なんぞ凡人のレイヴンには理解出来る訳が無いと己を無理に納得させる。
とりあえず、目当てじゃない事は良い事なんだからこの話はこれでオシマイって事で――と、しどろもどろになりながらも戦略的撤退をすべく出口の方へ後ずさるレイヴンの右頬を強い一陣の風が通る。


「ん?……って、ちょ……!!」


反射的に顔を左に傾ければ、その風とほぼ同時に自分のすぐ真後ろでドンと鈍い音が耳朶を響かせた。
嫌な予感しかしない中、そろそろと後ろを見てみれば、そこにはリタがいつも読んでいる本が落ちている。
……つまり、鼻先を通ったのは風ではなく、リタがいつも読んでいる本であり、鈍い音は後ろの壁に本が当たった音だったという訳だ。
魔力を乗せていたのか、件の本がぶつかったであろう所は軽くへこんでしまっている。
もしもコレが当たっていたら気絶じゃすまないんじゃ……と、後ろに気を取られ洒落にならないと内心青褪めてる内に、レイヴンを囲い閉じ込める檻の様にリタの手が両脇に置かれていた。
――いわゆる壁ドンの姿勢である。
リタはレイヴンより背が低く見上げる形であるせいか物理的な圧は感じない。が、それを補って余りある程精神的な圧が半端無いのは一体どういう事だ。


「…………リ、リタっち……?」
「は、良い事?んな訳ないじゃない。何言ってんの、おっさん。全然良くないわよ。解るでしょ?」


意味不明なリタの奇怪と呼べる言動にいいえ、サッパリ解りませんと内心で思いながら、レイヴンはジッとこちらを射抜く様に睨み上げるリタの視線から逃れるべく目蓋で視界を硬く閉ざし、平常心を取り戻すための宵闇を求めてさらに掌で覆った。
だが、求めた平常心と暗くなった視界で思うのは、出来れば何も見なかった事にしてこのまま昏倒してしまいたい……という逃避願望だけ。
……いっそ先程の本に自ら当たっていればそれが叶ったかもしれないのに、と己の反射神経すら今は恨めしく感じる。
本当に一体なんなのだろう。その辺にいる魔物ならば裸足で逃げ出すのではないだろうかと思える程棘々しいリタの視線を感じながら、レイヴンは自主的に作り出した宵闇の中、時間の糸を少しだけ巻き戻して今日一日の出来事を思い返してみた。


今日は……武器の素材がそれなりに集まったので加工する為に立ち寄った街――加工や買出しを終わらせた頃には日も沈みかけていたので、今日はこのままここに泊まろうという話になった。
そしてその宿屋の主人から軽くて飲みやすいと評判の美味い地酒があると聞いた。
美味い酒と聞けば飲んでみたいと思うのは当然で。
ただ、その酒は飲みやすいせいかついつい飲みすぎてしまい、二日酔いになりやすいとも主人は言っていたので、渋る仲間達に一杯だけという約束をして夕食後、レイヴンはいそいそと酒場へ行った。
特に綺麗なお姉さんが居た訳でも無かったので酒場の喧騒に耳を傾けながら舐めるようにゆっくり時間を掛けて噂の酒で喉を潤し、宿屋に戻ってきた。
そして、寝る前に水を飲もうと足を踏み入れた食堂でジッと何かを睨みつけている不審者……ならぬリタを見つけて、その後ろ姿にまだ起きてたの?と声を掛けた。
結果――今に至る。←イマココ。



掌を目蓋から額にずらし首を捻る。
打てば響くリタの素直な反応が面白くてついついちょっかいを掛けて怒らせてしまうなんて事は日常茶飯事だが、ここ数日は怒らせる様なちょっかいも掛けていない筈だし、覗き等の悪戯をした記憶も無いから余計に解らない。心当たりも無く、推察すら出来ない状況であれば訊くしかない。


「あー……おっさん、もしかしてリタっちに何かしちゃった……かな……?」
「は?何もしてないわよ」


……訊いた結果、益々解らなくなった。



「……ごめん、おっさんさ……何でこうなってるのかとか、リタっちの発言の意味とか……正直サッパリ解らないのよね」
「そんなの当然でしょ。おっさんに理解出来る訳ないのよ」


何言ってるの?と言わんばかりの表情を見せるリタにレイヴンは内心でいや、解るでしょ?ってさっき言ってたじゃんとツッコミを入れつつ益々訳が解らなくなる。


打ち止めw

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